カテゴリー別アーカイブ: 資料

書籍

●『蜜蜂と遠雷』 恩田陸 第156回直木賞 & 2017年本屋大賞
ピアノコンクールで鎬を削る天才たち
文庫本化 04/10
蜜蜂と遠雷

●『羊と鋼の森』 宮下奈都 本屋大賞2016 文庫化、山崎賢人主演で映画化
ピアノの調律に魅せられた青年を通して描かれる、生きることの意味と歓び
img_87ff5b0afe068cf4ea27a0495e772195950558[1].jpg

本屋大賞&映画化『羊と鋼の森』マンガ版上巻
51rjdf5rzkl-_sx351_bo1204203200_

●『キンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶』 高坂はる香
戦後日本のピアノ界を率いたピアニストの生きざま
[高坂はる香]のキンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶 (集英社学芸単行本)

●『ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ』 イリーナ・メジューエワ
代表的なピアノの名曲を易しく解説
cbfwh7_cv_01_p-184x300

●『ピアニストだって冒険する』 中村紘子
『音楽の友』に連載されていたエッセーから
351051_l[1]

●『絶望している暇はない』 舘野泉
「左手のピアニスト」の超前向き思考
tateno

●『ピアニストたちの祝祭-唯一無二の時間を求めて』 青柳いづみこ
同業のピアニストのステージを内と外から克明にとらえた、渾身の音楽祭見聞録
pianist-shukusai-bunko-150x218

●『点と魂と スイートスポットを探して』 小山実稚恵
『音楽の友』に連載されたエッセーから
51XuNZi0Z0L._SX349_BO1,204,203,200_[1]

広告

19th定演 第1部 解説&コメント

01.自作 「前奏曲 第3番」(夜明け)
  ショパン 『練習曲 作品25』 から 「第12番」(大洋)
1曲目は、友達が撮った朝焼けの写真を見て生まれました。2曲目は、広範囲なパッセージの波間に、メロディーが聴こえます。
♪ともこ めくるめく転調とダイナミックなインターバル、ずっと憧れてた曲にやっと向き合いました。もうひたすら筋トレです。自作曲は、海外に嫁に行った友達が部屋の窓から撮った朝焼けの写真をFBで見て、生まれた作品です。今日がどんな日でも、眠って朝になればまた新しい日になる。

02.ラヴェル 『クープランの墓』 から 「1.プレリュード」「5.メヌエット」
18世紀フランス音楽に敬意を表して、彼は6曲からなる曲集を作り、第1次大戦で戦死した6人の友人に、各曲を捧げました。
♪リサ 以前から好きだった曲にチャレンジします。組曲なので目標は全曲弾く事ですが、まずは大好きなメヌエットと前奏曲から。つくりものの世界ではありますが、はみ出してる優しさとかを表現できたら、と思っています。

03.シューマン 「ピアノソナタ 第2番」 から 第1楽章
数年間の修正をほとんど破棄した草稿が、この楽章では最終的に採用されました。第2楽章以外は常に何かに駆り立てられているかのようです。
♪Ken シューマンのソナタ、情熱的で非常に好きな曲です。私には技術的に難し過ぎるのですが、一部の特に難しい箇所以外はできるだけ丁寧にちゃんと弾くこと、何より気持ちを込めて共感して弾くことを目標とさせていただきます。よろしくお願いします。

04.ドビュッシー 『ピアノのために』 から 「プレリュード」
「サラバンド」「トッカータ」とセットの組曲の1曲です。忙しい部分とゆったりした部分のコントラスト。グリッサンドとクロスハンドが多用され、視覚的にもダイナミックで鮮やかです。
♪megumi 軽快な運動感と色彩感が印象的な曲ですが、ドビュッシーの曲は初めてですので、上手く弾けたらいいなと思っています。

05.ショパン 「ノクターン第4番」
牧歌的な穏やかな部分では、左手の三連符を伴奏に、起伏の少ない淡々としたメロディー。突然の嵐のような激しい部分では、右手の重音を伴奏に、左手のメロディーの波が次第に大きくなります。
♪ayumi ノピアに入ったころ練習会で聴いて以来、いつか弾いてみたいと憧れていた曲です。心を込めて精一杯今の自分にできる演奏ができたらと思っています。

06.映画『ピアノレッスン』 から 「楽しみを希う心」
ピアノの音色が言葉代わりの女性と原住民に同化した男性との、激しい愛を描いた映画です。劇中では主役自身が演奏しています。
♪Wilson 映画「ピアノレッスン」のテーマ曲で、子供の頃からずっと憧れていた曲です。映画の内容よりも、音楽に感銘を受けた事を覚えています。ピアノを再開してまだ間もない為、思うように指が動きませんが、心を込めて演奏します。

07.シューマン 『ウィーンの謝肉祭の道化』 から 「4.間奏曲」
彼はこの曲を「ロマンティックなショーピース」と呼んでいました。メンデルスゾーンの無言歌のように、切々とメロディーが歌われます。
♪くろっち 初めてシューマンの曲にチャレンジしました。あまり馴染みのなかったシューマンですが、この曲をきっかけに好きになりました。情熱的なシューマンのイメージが伝わればと思います。

08.バッハ 『6つのパルティータ』 から 「第1番」メヌエットI・II、ジーグ
彼の数多くの作品の中で最初に出版されたこの曲集は、当時流行の舞曲からなり、サロンや家庭などで愛好家が楽しめる曲集として作られました。
♪みかよん ピアノを弾いているとああ左手がもっと自由に動いたらなと絶望的な気持ちになることが多々ありました。そこでいつも左手から逃げるのではなく、今回は左手を回復させるような曲を選曲しようと思いました。現在高校1年の次女が小学校の時ピアノの発表会で弾いた曲にパルティータのジークがあることを思い出しました。左手が鍵盤を飛び回る曲です。メロディも左手です。この曲を半年練習すれば左手の空間認識の失認も治るかもしれない!指に力がつくかもしれない。そう思い前向きに選曲してみました。途中、何度も、もう無理かもと思いましたが、やり遂げたいと思います。

09.ショパン 「ポロネーズ 第1番」
作品番号順では最初ですが、作曲順では10番目のポロネーズです。力強い印象的なイントロで始まりますが、中間部はノクターン風の夢見るような雰囲気もあります。
♪ポッポ 激しさと優美さのどちらも兼ね備えている曲。どのモチーフも弾くほどにますます好きになりました。様式美を出せるように弾きたいです。

10.ベートーヴェン 「ピアノソナタ第7番」 から 第1楽章、第3楽章
彼の弟子であり教則本で有名なツェルニーは、4楽章制のこの曲を「壮大にして重要な」作品と評しました。
♪カイリ 子供の頃は良さが分からず、ただやらされていたベートーヴェンですが、最近良さに気付くことができ、とても嬉しいです。自分にとって難しい部分も多々ありますが、オーケストラや四部合唱が鳴っているような演奏ができればいいなぁと思っています。

11.ラフマニノフ 『前奏曲 作品23』 から 「第4番」
ショパンのノクターンを思わせるこの曲は、左手のアルペジオの上で美しいメロディーが柔らかく歌われます。
♪masumi 久しぶりにラフマニノフの曲に取り組みました。広い音域の中でメロディーと伴奏が絡み合い、耳で聞くよりずっと難しく感じました。ゆったりとした曲なので、よく聞きながら落ち着いて演奏できればと思っています。

19th定演 第2部 解説&コメント

01.ドビュッシー 『前奏曲集 第1巻』 から 「8.亜麻色の髪の乙女」
  ガーシュイン 「アイ・ガット・リズム」
1曲目は夏の陽を浴びて雲雀と愛を歌う美少女の描写。2曲目はミュージカル『ガール・クレイジー』で歌われた、スタンダード・ナンバーです。
♪なみ 今年初めてガーシュウィンに挑戦してみようと思います。ドビュッシーとの対比を上手く出せたらなぁと思います。

02.ショパン 『24の前奏曲』 から 「第17番」
無言歌風の幸せな気分に満ちた曲ですが、メンデルスゾーンは「この曲が好きだが、私にはとても書けそうもない」と述べたといわれています。
♪めぐ 米国のピアニスト、エリック・ルーが2015年の第17回ショパン国際ピアノ・コンクールで弾いていた曲です。僅か17歳だった彼がとても感情豊かに弾いているのを聴いて、とてもすてきな曲だと思い挑戦することにしました。思いを込めて弾きたいです。

03.ベートーヴェン 「ピアノソナタ 第23番」(熱情) から 第3楽章
「ヴァルトシュタイン」「告別」と並ぶ彼の中期ピアノソナタの代表作で、「悲愴」「月光」と合わせて、彼の三大ピアノソナタとされています。
♪Asami …Φ(_ _) ZZZzzz…

04.ショパン 『練習曲 作品10』 から 「第3番」(別れの曲)です。
この曲集はリストに献呈されました。自筆譜には「ヴィヴァーチェ」の指示があり、当初は活発な曲として作られたことがわかっています。
♪きょうこ とても有名で美しい旋律なので、ちゃんとメロディが聴こえるように弾きたいです。そして私にとって非常に難解な中間部は、、つまづかない様に、つまづいたとしても軌道修正可能な範囲であることを願います。

05.プーランク 「即興曲 第15番」(エディット・ピアフを賛えて)
ピアフの歌を愛していたプーランクは、彼女が得意だった有名なシャンソン「枯葉」にも似たこの曲を書きました。
♪ハーセス クラシックとシャンソンが融合したような曲です。これまでシャンソンを聴いたことがほとんどなく、手探りで弾いているような感じですが、少しでもそれらしい雰囲気がだせればいいなと思っています。

06.シューマン 「アラベスク」
唐草模様のように絡み合う繊細な部分と、性格の異なる短調の部分が交互に現れます。最後は唐草模様がスローモーションでほどけていくようです。
♪うらうら ピアノを再開してからシューマンの曲が弾きたくなり、最初のフレーズが美しいこの曲を選びました。途中で出てくる重い雰囲気のところや、やわらかな部分も表現できるようにしたいです。

07.ベートーヴェン 「ピアノソナタ 第8番」(悲愴) から第3楽章
彼自身が名づけた数少ないピアノソナタで、他には「告別」だけです。彼の「第5番」やモーツァルトの「第14番」との関連も指摘されています。
♪Jini ベートーベンを定演で弾いてみたいと思い、初期のソナタで親しまれている悲愴を選びました。練習不足で聞き苦しい演奏になるかもしれませんが、精一杯、心を込めて演奏したいと思います。

08.ショパン 「ピアノソナタ 第3番」 から 第1楽章
父親を亡くし結核も進行していた彼は、14年ぶりに姉と再会して生気を取り戻し、重厚で古典的なこの大作を完成させました。
♪みィ やはりソナタは難しいですが、この曲の持っている儚げな美しさを表現出来たらと思います。

09.フォーレ 「ノクターン 第2番」
彼はサン=サーンスの弟子でラヴェルの師匠でもありました。語りかけるようなメロディーは短調へ移ると、静かにざわつくような雰囲気を醸し出します。
♪るい 子どもの頃弾いた曲に、もう一度挑戦します。昔は気づかなかったフォーレの魅力を感じています。繊細でノスタルジックなだけではなく、嵐のような激しさもあるため、音色の違いを意識して弾きたいと思います。

10.ショパン 「バラード第3番」
「この曲は水の精の物語である」とショパンがハイネに語ったと言われています。また、湖の美しい妖精と若い狩人の愛と裏切りを描いた詩に触発された曲とも言われています。
♪Elin この曲が弾けるまでは続けようと15年ほど前にピアノを習い始めましたが、満足がいく演奏をするにはまだまだ時間がかかりそうです。響豊かなフォルテとささやくようなピアノを出せるように頑張ります。

19th定演 第3部 解説&コメント

01.ショパン 「ワルツ 第1番」
華やかなファンファーレの後、変化に富んだテーマが次々と続きます。「半数以上が伯爵夫人でなければ、彼はワルツを弾かないだろう」とシューマンは言っています。
♪かりぽん 子供の頃より憧れの曲でした。華やかにノリ良く弾きたいです♪

02.モーツァルト 「ピアノソナタ K.331」 から 第1楽章
この曲の第3楽章は有名な「トルコ行進曲」。この楽章は6つの変奏からなり、バルカローレ風のテーマが様々に奏でられます。
♪メイ あまりにも有名なモーツァルトの一曲ですが、弾けば弾くほど難しく、どのバリエーションも課題が沢山あります。自分の技量の無さに落ち込むこともありますがが、モーツァルトらしさを表現できたらいいなと思い挑戦することにしました。

03.バッハ=リスト 『オルガンのための6つの前奏曲とフーガ』 から 「第1番」
バッハのオルガン曲を足鍵盤の分まで両手だけのピアノで弾こうとしたのは、リストが初めてでしょう。その巧みさは最初からピアノ曲であるかのようです。
♪エミール ピアノの先生からコンクール用に提案された曲ですが、バッハにこんなに美しい曲が(まだ)あったのかと感動しました。対位法の技術もさることながら、和声が素晴らしいです。不協和音と協和音が入れ替わるように進み、全体を通した緊張感・荘厳感の中にはっとするような調和が時折あって心を揺さぶられます。一音一音を自分の手で作ることに全身全霊を注ぎたいと思います。

04.ドビュッシー 『2つのアラベスク』 から 「第1番」
「アラベスク」はアラビア風や唐草模様のことです。軽やかに飛び跳ねるリズムと、様々な長さのフレーズの組み合わせで、単調になるのを避けています。
♪スカラ 印象派の時代の曲を弾くのが初めてで、ドビュッシー独特の和声進行やリズムの揺れによる音の世界観になかなか苦戦しました。キラキラと輝くような音色で柔らかく表現したいです。

05.トゥリーナ 『バイレテ 19世紀の踊りの組曲』 から
        「1.エントラーダ」「3.ボレロ」「5.ファンダンゴ」
彼は母国スペインのメロディーやリズムで作曲しました。1曲目は入場曲、2曲目はギター風、3曲目はフラメンコの1種です。
♪Pure スペインの作曲家と言えばファリャ、アルベニス、ロドリーゴ等が有名ですが、トゥリーナもその中に入れてあげて下さい m(_ _)m 今回の曲も含めトゥリーナの曲は情熱的で冒険に満ち溢れています。こういう曲も面白いと思って頂ける様に演奏したいと思います。

06.モーツァルト 「ピアノソナタ K.311」 から 第3楽章
就職活動で母とパリへ向かう途中、この曲は作られました。この曲とK.309は作曲の時期と技法の点で双子の作品と言われています。
♪ぽこ 初めてモーツァルトを演奏会で弾きます。くるくる表情が変わる、楽しく可愛らしい曲です。曲と一緒に色々な表情を演じられたらいいな、と思っています。

07.フォーレ 「ノクターン 第4番」
難聴を患った晩年を含む創作期を通じて、彼は13曲のノクターンを作曲しました。彼が子供の頃に耳にした鐘の音が中間部で聴こえます。
♪じゅん 10年ほど前にレッスンを受けていたときに、フォーレは難しいから…となかなか弾く機会がもてませんでした。あれから10年たち、少しは大人の演奏に近づけたら…と思い、フォーレノクターンに挑戦することにしました。

08.ベートーヴェン 「ピアノソナタ 第17番」(テンペスト)  から 第3楽章
この曲の解釈について、彼が「シェイクスピアの『テンペスト』を読め」と言ったのが通称の由来とされています。テンペストは嵐のことです。
♪mina 昨年から先生が変わり、徹底的にシゴかれました。激しさと静けさをハッキリと、1音1音大切に弾きたいと思います。

09.シューマン=リスト 『ミルテの花』 から 「1.献呈」
  メンデルスゾーン 『無言歌集 第3巻』 から 「デュエット」
1曲目はロベルトがプロポーズでクララに捧げた曲。2曲目では男女の二重唱がピアノで再現されています。
♪サファイア 「献呈」はノピアでも人気の曲で、私も以前から好きで時々弾いていましたが、定演で演奏するのは初めてです。リストらしく華やかに甘く弾きたいです。これに、『無言歌集』から「二重唱(デュエット)」を合わせて、テーマは「歌ごころ」、そして「愛」・・・なんてね。

19th定演 第4部 解説&コメント

01.ラフマニノフ 『幻想的小品集』 から 「前奏曲」(鐘)
クレムリン宮殿の鐘に触発されて作られたといわれ、彼自身がアンコールでよく弾いた曲です。印税を受け取れなかった彼の報酬は200円にも満たない額でした。
♪ささめゆき ラフマニノフに初挑戦しました。ロシアを訪れたことはございませんが、在米時代によく訪れたワシントン大聖堂を思い描き、澄み切った乾いた空気に鳴り響く、複雑に重なりあう鐘の音色を表現できたらと存じます。

02.ショパン 「ノクターン第8番」
左手は彼が影響を受けた、フィールドが好んだ大きな跳躍を含むアルペジオ。メロディーには繰り返しのたびに装飾的変化が加えられ、高音の煌きが際立ちます。
♪がう ショパンのノクターンで最も美しいとされるこの曲を、4月初旬に自分が通う教室の発表会で演じました。緊張のあまり実力の1割も発揮できず悔やまれました。この度、偶然リベンジ?の機会にすぐに恵まれました。今度は楽しむ余裕を持って演奏をしたいです。私ごとではありますが顛末は私のブログ「舟唄への道」でレポート中。

03.久石譲 「ビュー・オブ・サイレンス」
この曲は「アジアン・ドリーム・ソング」と合わせた『ホープ・アンド・レガシー』として、羽生結弦選手がフリースケーティングで使用しました。
♪ミッキー たまには、クラシック以外の曲もいいかなーと思い!エントリーしてみました!
大好きな人、久石譲さんの曲の一つを心を込めて弾きたいと思います。よろしくお願いします。

04.モーツァルト 「ピアノソナタ K.576」 から 第1楽章
   ハイドン 「ソナタ第37番」 から 第1楽章
1曲目は彼の最後のピアノソナタで、冒頭のフレーズが角笛を連想させます。ハイドンはモーツァルトやベートーヴェンらのモデルになりました。
♪てっぺりん 同じ二長調でもあがる方はよく聴きますが、上がらない方はあまり聴かないので、選んでみました。繰返して弾くのはたるいので、代わりに同じ二長調からハイドンを選びました🎵
これはファジルサイがCD 出していて、最近のお気に入りです。古典を弾くと、遠い昔に戻ったようで、なんかいいですね。

05.ラフマニノフ 『絵画的練習曲 作品39』(音の絵) から 「第5番」
この曲集を最後に彼はロシアに戻ることはありませんでした。この曲の叙情的なメロディーは彼特有の高貴なメランコリーとノスタルジーを湛えています。
♪kepel ラフマニノフに挑戦してみます。広い音域の中で重厚な旋律が絡み合う、多くの演奏者を魅了した名曲を今回選んでみました。重い部分と煌びやかな部分が交錯する曲で、難しさを感じておりますが、自分のできる限りをもって演奏できればと思っています。

06.三善晃 『組曲、こんなときに』
「1.水あそびは面白いよ」「2.魔法つかいがお菓子をくれる」「3.じゃあ、お庭で遊びましょう」「4.ライオンは、とても遠い国にいる」「5.ママのために」。以上の5曲です。
♪@ 三善晃さんは私が若い頃深く傾倒し私淑した作曲家です。三善さんのピアノ曲の中では「海の日記帳」のように非常にわかりやすく、短く可愛らしい作品集です。前世紀の終わり頃、漸く再版された楽譜を入手したものの(現在は絶版)、長らく放置状態でしたので今回定演で弾いてみようと思い立ちました。ほんの僅かでも曲の愉しさをお伝えできれば嬉しいです。

07.ラフマニノフ 「ピアノソナタ第2番」(改訂版) から 第1楽章
ショパンのソナタが19分で全てを表現しているのに倣って、彼自身が26分の原典版を19分にして、シンプルな改訂版としました。ホロヴィッツが両方を折衷した編曲もあります。
♪Kyou
 この曲には「1913年版」「1931年版」「ホロヴィッツ版(耳コピ?)」と異なる3つの演奏譜があって難曲でしたが、ラフマニノフ自身の思い入れの強いオリジナリティーあふれる素晴らしい曲だと思います。私のできる限りで作品への愛情を込めて表現したいと思います。

08.映画『ノッティングヒルの恋人』  から 「She」
エディット・ピアフに見出された歌手のシャルル・アズナヴールのオリジナルをエルヴィス・コステロがカバーしました。今回はジャズピアニストの小曽根真のアレンジです。
♪りのあ 原曲のゆったりとしたメロディに重なるジャズ特有のハーモニーや中盤のブルージーなフレーズを弾くたびに、このアレンジに出会った当時聴き惚れてしまったことを思い出します。クラシックとは少し違う世界観を惜しみなく表現したいです。

09.シューマン 「ピアノソナタ第3番」 から 第1楽章
この曲の第3楽章はクララの主題による変奏曲ですが、彼女の曲を基にしたといわれるフレーズが全楽章で使われています。彼の音楽は彼女への想いそのものなのです。
♪RICO ロマン派コンプレックスなので殆ど弾かないのですが、昨秋キーシンの演奏を聴いて、心にドカーンと沁み渡り、めちゃめちゃ感動したので挑戦することに。弾けば弾くほど、シューマンのピアノとの相思相愛っぷりが伝わってくる、幸せな曲です。

10.スクリャービン 『2つの詩曲、作品32』から「第1番」
  ラフマニノフ 『絵画的練習曲、作品39』(音の絵) から 「第1番」
神秘的な響きは、暗闇で揺らめく妖しげな光。その輝きは意思を持っているかのよう。暫くして押し寄せる不安の波。垣間見えた希望の光は力尽き、凶暴なうねりが襲い掛かります。
♪みう 久しぶりのラフマニノフで練習時からテンション上がります。(が、手が1.5倍ぐらい欲しいところ。)2曲ともあまり馴染みがない方がいらっしゃると思いますが、少しでも曲の良さをお伝えできればと思います。

定演の人気曲

対象:第1回~第18回

順位 演奏回数 作曲者 曲名  
1 11 ショパン 別れの曲  
ブラームス 6つの小品 第2番  
3 7 リスト 愛の夢 第3番  
ショパン 幻想即興曲
ノクターン 第13番
6 6 ブラームス 2つのラプソディ 第2番  
ラフマニノフ  
ショパン ワルツ 第7番  
スケルツォ 第2番
革命
11 5 ショパン 雨だれ  
ベートーヴェン 悲愴 第1楽章  
ドビュッシー 月の光  
シューマン=リスト 献呈  
リスト ため息  
ラ・カンパネラ  
ドビュシー 雨の庭  
ショパン ノクターン 第20番  
ノクターン 第8番
20 4 バッハ イタリア協奏曲 第1楽章  
ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ  
モーツァルト ピアノソナタ K.310 第1楽章  
ベートーヴェン 月光 第3楽章  
悲愴 第3楽章  
プーランク エディットピアフを讃えて  
ショパン エチュード 作品10 第4番  
その他 3 ショパン ノクターン 第1番  
ノクターン 第2番  
ワルツ 第2番  
ベートーヴェン 悲愴 第2楽章  
熱情 第3楽章  
ブラームス 2つのラプソディ 第1番  
ラヴェル ソナチネ 第2楽章

18th定演 第1部 解説&コメント

01.ドビュッシー 『ベルガマスク組曲』 から 「1.前奏曲」
即興的で自由に明るく始まる様子は初夏の朝のような爽やかさ。教会旋法を巧みに織り交ぜているため、明るいだけの響きではありません。後年の彼にはないロマン的な味わいで、音域が広いにも関わらず、対位法的な表現も多く、古典派の質感もあります。
♪こみねこ この作品はベルガマスク組曲という4つの小曲から成り立っていて、第1曲目です。ドビュッシーの初期のピアノ作品です。ドビュッシーのやわらかな弾き方は私にとっては難しかったですが、出だしの爽やかさが出せたらいいなと思ってます。

02.ショパン 『練習曲 作品10』 から 「第12番」(革命)
対ロシア蜂起の敗北を聞き、怒りと悲しみと共に作られたこの曲では、感情のうねりのような左手の上で、右手が力強くメロディーを奏でます。最後のユニゾンの急激な下降からのエンディングは、倒れていった民衆の姿を象徴するかのようです。
♪ユウヤ 中学時代に弾いた経験があります。当時はとにかく早く弾こうとして音がバラバラだったと思うので、今回はリベンジします!

03.シューベルト 『即興曲 作品90』 から 「第4番」
まるで人生の残り時間を知っているかのように、彼は精力的に作品を生み出しました。一つのソナタに見たてられる同時期の『即興曲 作品142』とは異なり、この曲集はそれぞれが自由に彩りある個性を見せています。短調のアルペジオが徐々に長調に変化していき、短調の中間部では暗い情熱が迸ります。
♪みかよん この曲は、8年前に購入したカワイアップライトピアノの消音装置の、自動演奏機能に収録されていた曲です。さまざまな名曲が収録されている中、この90-4を聞いた時、心をえぐられたような気持ちになりました。なんてドラマティックで素敵な曲。いつかピアノでこんな曲がひける日が来たらどんなに幸せだろうと思いました。それから月日が流れ、今日がその幸せな日です。その間に大病もしましたが即興曲90-4が弾けることに喜びと感謝を感じながら演奏します。

04.シューマン 『幻想小曲集』 から 「2.飛翔」
この曲集は8曲からなり、タイトル通り、一つ一つの曲は幻想的な情緒に満ち、それぞれに文学的なタイトルが付けられています。力強い冒頭の主題や、次の長調に転じて現れる軽やかな主題が、想像力や幻想力の自由で力強い飛翔を感じさせます。単独でも頻繁に演奏される曲です。
♪ayumi 初めてのシューマンということで、これまで聴く機会も多く、弾いてみたいと思っていたこの曲を選びました。自分の音を聴きながら弾くことを目標に演奏したいと思います。

05.モーツァルト 「4手のためのソナタ K.358」
彼が作曲した4種のためのピアノソナタは6曲あり、そのうちの1曲は未完です。姉との演奏のために作曲され、「K.381」と双子の作品とされています。この二つの作品について、彼や父からの手紙にも、たびたび記されていることから、彼のお気に入りだったようです。
♪ムクピ ムク&くぴは結成以来変わることなくモーツァルト連弾曲の制覇を目指しております。夫婦漫才のような連弾をお届けするべく、頑張らない様に頑張ります。今回、第一奏者と第二奏者を交代してみました。

06.リスト 「即興的ワルツ」
彼の作品の中ではあまり有名ではないものの、温かな情感と洗練された優美な曲想や巧みな構成で、愛すべき小品に仕上がっています。リストに刺戟されて、バラキレフやフォーレなども同様の曲を作っています。晩年の改訂稿では7分ほどに拡大されました。
♪ネッピー 少し前にリスト愛の夢の連弾をしたのをきっかけにリストの曲を弾いてみたいと思い探していたときに一聴き惚れした曲です。私にはちょっと長過ぎて短縮版ですが繰り返しが多いので省いた部分は少ないです。逆にまとまったと思います。

07.ベートーヴェン 「ピアノソナタ 第5番」 から 第1楽章
*** 暫くお待ちください。 ***
♪ナージャ …φ(-_-) Zz…

08.ショパン 「マズルカ 第37番」
「旧友の願いとして、妻に何か簡単なものでも書いていただけませんか?」メンデルスゾーンからの手紙に応えて、ショパンはこの曲の楽譜を送りました。4小節の快活なモチーフを、全体で繰り返す三部形式です。初めの繰り返しでは対旋律を加えて多声的に、中間部の後は低音部での変奏で、豊かな色彩です。
♪うらうら ショパンのマズルカの中で初めて弾く曲です。明るさの中に哀愁がある曲調が気に入って選びました。特にコーダでの半音階ずつ下降するところがきれいで好きなので、上手く表現できたらと思います。

09.フォーレ 「バルカローレ 第4番」
彼は13曲のバルカローレを作りましたが、この曲は概ね3つに分けられる第1期最後の曲です。叙情的な雰囲気と、トリルやアルペジオなどの軽やかな装飾は、ショパンの影響を感じさせます。中声部は半音階をふんだんに使って、小波を巧みに演出しています。中間部は、左手が簡単なメロディ、右手が転調の多いアルペジオです。
♪とっと 演奏中に大切な事は何か…。色々ありますが、1つはどう演奏するかではなく、その曲はどんな曲であるのか作曲家が残したメッセージを音にして表現すること…らしいです。フォーレが好きというだけで選んでしまいました。まだまだ不勉強ですがこれを機会にもっと楽譜を読み込んだり、フォーレの人物像時代背景にも触れたいと思います。

10.ショパン 「スケルツオ 第2番」
印象的な冒頭と下降系パッセージに、明るく優美なテーマが続きます。温かい独唱風や短調の歌曲風、明るく華やかな速いフレーズなど、変化に富んだ中間部は、オペラに精通していた彼ならではです。色々なモチーフが展開して主部に戻った後、情熱の奔流が堰を切り、輝かしいフィナーレを迎えます。
♪Yuu 大好きなショパンの楽曲の中でも特にお気に入りの1曲です。この曲には雄大なドラマがあるので、ダイナミックに、そして繊細に表現できるように精一杯がんばります。