14th定演 第三部 解説&コメント

01.リスト 『3つの演奏会用練習曲』 から 「第3番」(ため息)
広いアルペジオ上を、感傷的で甘美なメロディーが両手で交互に弾かれ、1拍毎に左手が右手の上を交差し、視覚的にも華やかです。
♪みーちゃん 10年前に途中で譜読みをやめてしまったこの曲がやっと完成しました。表現豊かに弾きたいと思います。

02.ベートーヴェン 「ピアノソナタ 第17番」(テンペスト) から 第3楽章
曲の解釈について彼が「シェイクスピアの『テンペスト』を読め」と言ったのが通称の由来とされています。
♪Yuu 初めて聴いた時から大好きな曲です。”嵐”という意味のテンペストですが、激しいだけではなく、切なさや哀愁、まるで胸騒ぎを感じさせるような切羽詰まった焦燥感を表現できたらと思います。

03.ラフマニノフ 『12の歌曲』から「第5番」(リラの花)、『13の前奏曲』 から 「第3番」
1曲目は曲名通りの繊細なメロディが美しい小品です。2曲目は力強い冒頭から始まる全体的に華やかで豊かな響きの曲です。
♪るい ラフマニノフの曲は繊細で哀愁あふれるメロディーを持つ一方、重厚で力強い響きもあり、その両方に魅力を感じています。あまり知られていない曲ですが、ラフマニノフらしさが伝わるような演奏ができればと思います。

04.モーツァルト 「ピアノソナタ K.457」 から 第1楽章
彼の短調のピアノソナタは他にはK.310のみで、激しく劇的な曲調は初期のベートーヴェンに強い影響を与えたと言われています。
♪とっと 5年ぶりに苦手意識のあるモーツアルトに取り組んでみました。モーツァルトには少ない短調で書かれた曲です。ベートーベンの悲愴のモデルにもなったそうで、軽やかにキラキラ感を出して弾くだけでなく重厚な響きも必要です。かつあまり激しくなってもダメなのだとか。

05.リスト 『愛の夢 3つのノクターン』 から 「第3番」
もともとソプラノのための独唱歌曲として書かれ、彼自身によるピアノソロ編曲版の1曲が、彼の作品の中で最も有名な小品の一つになりました。
♪megumi この曲は、いきなり美しいメロディーで始まり、その美しいメロディーを中心に曲が組み立てられていて、フィギュアスケートにもよく使用されています。この曲もフィギュアスケートもとても好きなので、選びました。私なりの「愛の夢」を弾きたいと思います。

06.グリーグ 『叙情小曲集 第8集』 から 「第6曲」(トロルドハウゲンの婚礼の日)
結婚記念日に贈られたこの曲の、右手のメロディーに左手が応える部分は、互いに言葉を交わしているかのようです。
♪maki 大きい音を出すのが苦手なのを克服するためにレッスンで先生に選んでいただいた曲ですが、明るく華やかな雰囲気が気に入っています。北欧の景色を想像しながら弾きたいです。

07.ベートーヴェン 「ピアノソナタ 第23番」(熱情) から 第3楽章
「ヴァルトシュタイン」「告別」と並ぶ彼の中期ピアノソナタの代表作で、ツェルニーは「強大かつ巨大な計画の完璧な遂行」と表現しました。
♪かおり 力強く激しい曲調に惹かれて熱情3楽章を選びました。終盤でエネルギー切れにならない様に弾けたらいいなと思います。

08.メンデルスゾーン メンデルスゾーン 『無言歌集』 から 「第6巻 第2番」(失われた夢)、「第3巻 第6番」(デュエット)
1曲目では細かな伴奏の上に切ないメロディーが歌われ、2曲目では二つのメロディーが交互に奏でられます。
♪メイ メンデルスゾーンの無言歌集の中で一番好きな曲がか失われた夢、そして2番目がデュエットです。失われた夢はメールの着信音にまでしています‥‥。大好きな曲を弾ける喜びを噛み締めて、気持ちを込めて弾きたいと思います。

09.バッハ 『パルティータ 第1番』 からの抜粋
当時流行の舞曲からなり、公開演奏のレパートリーとしてというよりも、サロンや家庭などで愛好家が楽しめる曲集として、彼は『6つのパルティータ』を作りました。
♪berry この曲で使われている変ロ長調は、明るさの中にまろやかさが感じられて個人的に好きな調性です。優雅で気品あふれるプレリュードから、疾走感があるジーグまで、それぞれの舞曲のイメージを大切に演奏したいです。

10.リスト 『パガニーニによる大練習曲』 から 「第3番」(ラ・カンパネラ)
カンパネラとはイタリア語で鐘の意味で、最大15度の跳躍や薬指と小指のトリルなどが含まれている難曲です。
♪kyou ラ・カンパネラの一番好きなところは、右手後半部分が半音階的手法で3オクターブ上がり下がりするところです。disの同音連打の鐘の音からはじまり、シャガールの色彩の鏡を割って作った万華鏡のなかで、A-B-A-B-A-コーダのロンド形式に沿って動かして、シャカシャカと構図が変わっていき、クライマックスに向かう。そのような演奏がしたいです。

広告