13th定演 第2部 解説

1.ショパン 「即興曲 第4番」(幻想即興曲)
この曲が彼の遺作となったのは、モシェレスの曲と似ているのに自分で気付いたためとも、献呈者に売ったためともいわれています。左右の異なるリズムが織り成す華麗な主部。対照的に中間部のおおらかな歌。主部に戻って華麗さを増すコーダ。最後は中間部の主題が幻のように静かに歌われます。
♪めぐ 10年以上のブランクを経て、約2年練習し、やっと高校生のときに習ったこの曲を弾けるようになりました。初めての定演なので、力を抜いて自然に美しく弾くことを目指します。

2.ベートーヴェン 「ピアノソナタ 第10番」 から 第1楽章
作品14のもう1曲である第9番とともに、男女の対話のような2つの声部があるこの曲は、特に親しみを込めて「夫婦喧嘩」と呼ばれることがあります。この作品には彼のユーモラスな一面が映し出され、これほど移り気な性格の楽曲も珍しいです。
♪まーぶる ソナタアルバム1巻にも収録されている曲なので、演奏経験がある方も多いのではないでしょうか。かわいらしい曲なので、春らしく明るく演奏したいと思います。

3.シューマン 『幻想小曲集』 から 「第2曲」(飛翔)
タイトル通りに、この曲集は幻想的な情緒に満ち、それぞれに文学的な標題が付けられています。単独でも頻繁に演奏され、冒頭の力強い主題や、次の長調に転じて現れる軽やかな主題が、想像力や幻想力の、自由で力強い飛翔を感じさせます。
♪メイ 小学生の時の発表会で、先生が弾かれた憧れの曲です。迫力のある旋律と中間部の甘くうねる響きに心奪われ、いつか弾きたいと思っていました。ドラマチックに、40年間温めてきた想いを込めて弾きたいと思います。

4.バッハ 『平均律 第2巻』 から 「第1番」
ショパンの『24の前奏曲』や、ショスタコーヴィチの『24の前奏曲とフーガ』はこの曲集に触発されたものです。人類を代表する文化的作品の一つとして、この曲のグレン・グールドの演奏は、無人惑星探査機ボイジャーの、ゴールデンレコードに収録されています。
♪コロ バッハの平均律は緻密さから堅苦しいと思われがちですが、掘り下げていくと面白いものがあります。テーマの追いかけっこや入り組んだ部分など、複雑なのにまとまっている、とても美しい旋律です。素直な気持ちで弾けたらと思います。

5.ショパン 『3つの新練習曲』 から 「第1番」、「ワルツ 第14番」
儚げな1曲目は両手が異なるリズムで、右手のメロディーは半音階に富み、左手は各小節で1オクターヴを越えるアルペジオです。2曲目は歯切れ良く技巧的な主部と、貴族的で華やかな中間部トリオが好対照で、力強いコーダも見事です。
♪Yukie ショパンの新エチュード1番は、心の中の複雑な思いを見事に表現している名曲だと思います♪ワルツホ短調遺作も華やかさの中にもの悲しさがあって大好きな曲です。ステージでは生き生きとした演奏を心掛けたいと思います。

6.ヴェルディ=リスト 「リゴレット・パラフレーズ」
「リゴレット」は1851年に初演されたヴェルディのオペラです。モーツァルトからワーグナーにいたるオペラの主にアリアを、リストはピアノに編曲しています。この曲は華麗な曲調からか演奏の機会が多く、オペラ編曲ものの中でも最も有名です。
♪みィ 時間の都合で急遽曲を変更したので、短い時間で仕上げました。難しい曲なのでどうなる事か?
でもこのカルテットは、大好きなので、気持ちを込めて弾きたいと思います。

7.ベートーヴェン 「ピアノソナタ 第8番」(悲愴) から 第1楽章
この曲の標題は彼自身が付けた数少ないもので、ピアノソナタでは他に「第26番」(告別)だけです。人間的な感情表現が豊かで、ロマン派のピアノ書法の原点の一つとみなせ、「第5番」やモーツァルトの「第14番」との関連も指摘されています。
♪megumi 人間的な感情の表現が豊かになっている若い頃のベートーヴェンの作品であるこの曲がとにかく好きで選びました。未熟ですが、私なりに弾きたいと思います。

8.リスト 『3つの演奏会用練習曲』 から 「第3番」(ため息)
広いアルペジオ上を、感傷的で甘美なメロディーが両手で交互に弾かれ、1拍毎に左手が右手の上を交差し、視覚的にも華やかです。中間部はとてもドラマティックで、再現部の両手それぞれでのアルペジオの内声には、交互にメロディーが現れます。
♪mina 約四半世紀ぶりのソロステージでかなり緊張してますが、脳細胞減りながら体力落ちながらここまできただけ良しとしましょう!ずっとやりたかった大好きな曲です。落ち着いて気持ちをこめて弾きたいと思います。

9.バッハ 『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』 から 「第1番のフーガ」
モーツァルト 「ピアノソナタ 第17番」 から 第1楽章
1曲目は平均律で最も有名なプレリュードと対になっているフーガです。2曲目は初版ではヴァイオリン付きですが、他人の編曲という説が有力で、死後暫くはその版で知られていました。
♪berry 目下勉強中のバッハとモーツァルト、それぞれの雰囲気、音色など、曲の素晴らしさを引き出せるような演奏を目指します。

10.ショパン 「バラード 第1番」
この曲は伝説の英雄の物語にインスピレーションを得たといわれています。十字軍支配下のリトアニア王家の娘と結婚した、コンラード・ヴァーレンロッド。十字軍司令官となった彼のわざと誤った指令で、十字軍は崩壊。祖国は勝利しましたが、十字軍を裏切った彼は自ら命を絶ちました。
♪kyou ショパンのバラード第1番は、ショパンの独特の詩的な感性とピアニスティックな華やかさのある曲で、音を弾いて感じるイメージを大切にしながら演奏したいと思います!どうぞよろしくお願いいたします。

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